転職理由をプラスの側面から考えることは、転職活動で有利になるだけでなくこの先の自分自身にとっても有益です。
プラス思考で就職先を選択したという思いは、その後の支えになります。
マイナスな理由から転職しようと決心したのであったにせよ、そうした理由をプラスな理由に置き換えてしまうことができれば、以後の支えになります。
まず、転職したいと思った理由を紙に書き出すことで、その理由をじっくりと考え、動機を明確化することです。
転職の活動の中他人に話すための動機ではなくて、自分自身が納得できるような明らかな理由を見つけておくのです。
就職活動用に、説明用の動機を作り上げるのは、それからで構いません。
厳しすぎる業務、人間関係の悩み、辛い残業などがその原因であった人でも、もっと具体的な理由を探してみます。
そうした上で、どういう条件になればいいのかを考えてみます。
残業が辛いという人は、作業時間だけでなく仕事の内容に不満がある場合もあります。
仕事が面白くなく、やりがいがないために残業が無為に感じられていたのかもしれません。
がんばって仕事をすることができないのはどうしてなのか、あるいは、自分はどんな仕事をしたかったのか。
そのようにして、やってみたい仕事の内容と、現在の自分の状態との差を明確化し、「自分はこんな風にしていたいのだが、現在はこんな感じ」というように状況を整理することで、プラスの動機の発見につなげます。